路面電車にのって、眼鏡橋を目指す。

街に住む人に混ざって。
日本にはいろいろな土地があって、そこに住む人たちがいる。
そこに住む人にとっては当たり前の日常が、
私にとっては旅なのだ。
なんだか不思議。
だから旅はおもしろいのかな。
電車を降りて歩いていると、
かわいいわんちゃんに出会った。

「おかあさん、もう歩きたくないよ」

「ねえ、歩きたくない」

「。。。」
旅先でワンちゃんに会うと、いつもパピや菜々たちのことを思い出す。
みんなそれぞれ好きなことや嫌いなことがあって
こうしたいって気持ちがあって、
なんとも かわいい 。
来年は辰年で、年賀状の写真を撮りたくて、
龍のいるお寺へ。


白くて綺麗な龍がいました。
坂道を登り、亀山社中へ。
大河の龍馬伝を観てから、来てみたかった。
こんなところにあるんだ。。

江戸から明治へ、時代が大きく変わる時
ここでいろいろなことがあったんだろうと。
頭の中であれこれ妄想しながら、登り続けた。

どんどんどんどん 上へ上へ

ようやく辿り着いた。

ここにどうしても来てみたかった。
龍馬の像が見つめる先に、長崎の海と夕陽。


遠かったけど、来てよかった。
さて、街に帰らないと。。
歩いて来たから歩いて帰る。
通りすがりのおじさんに「街へはこの道でいいんですか?」
「お墓の中降ってけば着くよ!暗くなるから急いで!!」
暗くなっちゃう。お墓の中。怖い。。急がないと
下へ下へ、日が暮れないうちに、
下へ下へ、急いで、急いで、

なんか怖い。。

にゃーーー

なんか 怖かった。
夢中で降りたその先は、お寺の幼稚園でした。
そろそろと敷地内を通り抜け、街に戻った。
汗びっしょり。。
福砂屋の本店でカステラを買って、福岡行きのバスに乗った。